一桥教员の本
パリ论/ボードレール论集成
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ヴァルター?ベンヤミン著 ; 浅井健二郎編訳 ; 久保哲司, 土合文夫訳 |
着者コメント
20世纪ドイツの最も独创的な思想家?批评家ヴァルター?ベンヤミンの全体像をつかめるように编集された『ベンヤミン?コレクション』(ちくま学芸文库)は全7巻で完结しましたが、本书はそのなかからパリ论/ボードレール论関係の着作を抜き出し、いくつか新訳の文章を加えたもの。そして今回は参考図版を40点ほど入れました。ベンヤミンが言及している建筑、美术作品、书物の挿し絵などが主ですが、これらによって19世纪パリのイメージが読者のまえにいっそう生き生きと现れてくることでしょう。
パリのパサージュに象徴される近代の商品経済の世界、そこにおける人间の経験をとらえようとするベンヤミンの探求は、哲学思想?歴史?文学?芸术?建筑?ファッション?経済?政治?社会?セクシュアリティなどきわめて広范な分野にかかわるものであり、先见の明に満ちていると评されています。
最后に、「趣味」という断片から冒头の文を引用しておきます。「商品生产が、他のあらゆる种类の生产にたいして决定的な优位を占めるようになるとともに、趣味というものが形成される。市场のための商品として製品を作ることは结果として、それらの製造のための诸条件が――しかも、搾取という形态における社会的诸条件だけでなく、技术的诸条件も――ますます人びとの知覚世界から脱落してしまうことをもたらす」(575-576ページ)。