一桥教员の本
田中克彦が語る? : 言語学の戦後
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田中克彦が語る? : 言語学の戦後 |
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田中克彦, 安田敏朗, 土屋礼子[執筆] 三元社 2008年10月刊行 ISBN:9784883032266 本体1,800円+税 | ||
刊行時著者所属:田中克彦(一桥大学名誉教授), 安田敏朗(一桥大学大学院言语社会研究科) |
着者コメント
言语学者?モンゴル学者である本学の田中克彦名誉教授にインタビューをするシリーズの第一作です。インタビューそのものは叁年前になされました。闻き手は私?安田、企画が本学出身の土屋礼子大阪市立大学教授です。大学院から本学に学んだ田中名誉教授が学问的にどのような出会いをしたのか、あるいは留学先のドイツ?ボン大学でどのような学问に触れてきたのか、あるいは学问とはなにか、などについて语っています。闭塞している现在の学问状况を再确认してもふさぎ込んでしまうだけですが、言语学や社会言语学に亲しんでいる人も、そうでない人も、あるひとりの人间の学问がどのように形成されていくのか、大学の研究环境のなかでどのように师と切磋琢磨していったのか、という観点からすると、十分に参考になる読み物になっています。なお、资料编として、単行本未収録の「戦后日本における言语学の状况」「言语学と言语的现実」および、师である亀井孝名誉教授のドイツ语论文を抄訳した「天皇制の言语学的考察」を収めてあり、対谈编を补强しています。(安田敏朗)